本記事では、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスのことを1分程度で理解できるようにわかりやすく解説しています。
これから投資信託を始めたいけど、何を買ったら良いかわからない方
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスを購入したけど目論見書の内容を理解していない方
新興国に関する投資信託を検討している方
以上の方におすすめの記事となっています。
【概要】eMAXIS Slim 新興国株式インデックスとは
なんて読むの?
まず、この銘柄の読み方ですが、イーマクシス スリム シンコウコクカブシキ インデックス になります。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の読み方よりも簡単ですね。
楽天証券 積立設定件数ランキング第5位
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、楽天証券の積立設定件数ランキングで5位となっています。(2021年2月現在)
【解説】eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
誰が運営しているファンドか?
三菱UFJ国際投信株式会社がファンドの運用を、三菱UFJ信託銀行株式会社がファンドの財産管理を行っています。
ファンドの目的は?
新興国の株で利益を出すことです。新興国とは、中国、韓国、台湾、インド等が含まれます。この投資信託を積み立てることで、これらの国の株を網羅カバーできるところが重要なポイントです。
為替ヘッジなし
為替ヘッジ(為替の変動による外貨資産の円ベースの価値の変化を回避すること)を行わないので、為替相場の変動による影響を受けます。
分配方針は?
年1回のファンド決算時(4/25)に分配金額が決定されます。
投資リスクは? →ファンドの損益は投資者が被ります。
投資信託は預貯金とは違うので、元本(投資した額)が保証されません。損する可能性があります。その損をするリスクは次のとおりです。
- 価格変動リスク 株価チャートは状況に応じて変動するからファンドの基準価格が下がるかも
- 為替変動リスク 為替ヘッジしないからリスクありますよ。
- 信用リスク 組入有価証券等の発行者や取引先等の経営状況が悪化した場合は有価証券等の価格が下がるリスクがある。
- 流動性リスク 株を売ったり買ったりする際に、市場に十分な需要や供給がない場合等は不利益を被るかもです。
- カントリー・リスク 投資対象国の政治、経済および社会情勢の変化により金融・証券市場が 混乱した場合には、基準価額が大幅に下落するリスクがある。
ファンドの運用実績は?
ファンドの気になる運用実績です。目論見書には次のように書かれています。
基準価格 10,508円
純資産額 372.8億円
分配金 0円
(2020年10月30日現在)
ファンドはどこの株をもってるの?(主要な資産の状況)
主な投資先は下記のとおりです。
- ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR 8.5%
- テンセントホールディングス 6.5%
- TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC 5.5%
- サムスン電子 3.6%
- MEITUAN-CLASS B 2.0%
ちなみに、対象インデックスの主な国別割合は、下記の通りとなっています。
- 中国 約42%
- 台湾 約13%
- 韓国 約12%
- インド 約8%
- ブラジル 約4.6%


アジアの超有名な大企業が名を連ねています。頼もしさを感じます。ただ、私はこの投資信託を購入するまでは、新興国の銘柄をどんどん開拓するものだと思い込んでいました。しかし、目論見書をしっかりと読んでみると、新興国とはいえど、中国、香港、韓国、台湾といった国々の大企業が投資対象となっています。非常に安定感を感じています。目論見書より
ファンドの手続き・手数料は?(目論見書に書かれてます)
購入手数料、信託財産保留額 無料です。
運用管理費は、年率0.1870%(税抜 年率0.170%)以内をかけた額となっています。米国株式のインデックスファンドよりも割高となっている印象です。
税金はどうなるの?
分配時も換金時(解約時)にも、所得税および地方税が配当所得、譲渡所得として20.315%かかります。
ただし、つみたてNISAを使うと一定期間無料になります。
ファンドの仕組み、主な投資制限等、その他目論見書に書かれている項目を全て記載しているわけではありません。必ず購入される際は、自分自信で目論見書を確認することをオススメします。
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