株式投資メンタルの鍛え方 知っておくべき行動経済学の話

株式投資
ETFくん
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株で辛い思いをすることは日常茶飯事です。暴落時に狼狽売りをしてしまったり、持ち株が含み損を抱えてしまっているとき。。。私も、株式投資をうまく行っていくために、メンタル強化したいと考えていました。そんなとき、楽天証券のセミナー「自分だけは損したくない人の投資心理学」を拝見しました。とても参考になったので、記事で要点をまとめました。

「自分だけは損したくない人の投資心理学」 講師:大江 英樹(株式会社オフィス・リベルタス 経済コラムニスト)

株式投資は心理ゲーム?(感情的になってしまうことを知る)

投資は、お金に関することなので冷静に「勘定」しなければならないのに、ついつい「感情」で考えてしまいます。

結果、不合理な判断をしてしまいがちになる。

人は、自分が常に利益を最大になるように考えて行動するが、行動経済学では、人は心理的な影響によりしばしば不合理な意思決定をする。

たとえば、あなたならどちらのお金を先に使いますか?

A 貧しい田舎の母が苦労して送ってくれた10万円

B 競馬でたまたま勝って儲かった10万円

Bから使ってしまう人が多いと思われますが、ABどちらもただの10万円。

このように人は、感情移入をしたりして意思決定にも影響させてしまう生き物です。

プロスペクト理論とは?不確実な状況下で人が意思決定をするか考えたモデルのこと

損失回避性といって、人は損することを異常に嫌う生き物です。

利益が出ている局面では確実性を好む、損失が出ている局面では賭けに出たがる。麻雀で勝ってるときは、手堅く守りの打ち方をするような感じ。

株を買って上がった場合・・・

上がったら、まだ上がるかもしれないという期待感よりも、売らないと下がるかもという不安感が勝ってしまい、一旦売って利益を確保しようとする。

株を買って下がった場合・・・

今売ると損だから売りたくない→ もっと下がる「ナンピン買いをする」→さらに下げる「このまま下がり続けたらどうしよう」→売りが加速「パニックして売る」→そして上がり始める

儲かるときはわずかな利益、損するときは大きな損失

ETFくん
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このあたりの心の動きは、経験してきたので痛いほどよくわかります笑

株価が下がった理由を冷静に見極めるためには。

個別銘柄が、業績悪化、成長鈍化、財務劣化(売るべき→様子を見てしまう。)

相場全体の時合が悪化、突発的事由(我慢する→慌てて売ってしまう。)

自分の買値を中心に考えるが、投資先のフェアバリュー(割高割安)と現在価格との比較だけで判断することが大事

ナンピン買いとは?9割以上が失敗するダメなトレード方法!

ナンピンとは、買った株が下がると、下がった値段で同じ株を買い増しすること。ナンピン買いをしておけば買値に戻ったときに利益が出ます。

なぜナンピン買いがダメか?それは、割安になったら買う」のが株式投資しの原則だからです。単に買い増しをするのは掛け金を増やしているだけなのでリスクが大きくなってしまう。

心理的に偏った見方に陥りがちな傾向(認知バイアス)

自分が思いつきやすいことや、わかりやすいことは起こりやすいと勘違いしてしまうことをヒューリスティックと言います。テーマ型投信(宇宙、オリンピック、脱炭素)などはわかりやすい。テーマとしてわかりやすい分、ヒューリスティックによる勘違いが発生してしまいやすい。

次に、持たざるリスク(機会損失)も勘違いの一つ。機関投資家には当てはまるが、個人投資家には機会損失という言葉は意味が薄い。なぜなら、人が儲かることと自分が儲かることは関係ない。乗り遅れてしまったら、しょうがないと思い、次の機会を待てば良い。

認知的不協和の解消とは?

自分が望んでいることとは別の現象が起こり、その状況を自分では変えることができない場合、人は、自分の都合の良いように解釈を変えて心の平穏を保とうとする心理的働きのこと。

これが相場においても起こる。

株が上がるのは買う人が多いからではなく、買いたいけどまだ買えてない人が多いときに株価は上がる。市場に買いたいパワーが充満している時である。

→それは「株はきっと下がるよ」という人が多い時

なぜか、株を買わないうちに上がってしまった。今買うのはシャクだから下がったら買おうと考え「そのうち下がるよ。今は高すぎる。」と思っている。

逆に株価が下がっていくケース・・・株を買いたい人がみんな買ってしまうと、株を買ったから、これで満足、強気のコメントが溢れてくる。保有効果で更に強気なコメントなどが出てきます。でも、潜在的な買いパワーはなくなり、あとは下がるしかない。

これが認知的不協和の解消である。

以上から、2021年末の状態は、まだまだ株が上がると予想できる。

長期投資と短期投資を区別する

価値の向上にかけるのか、価格の変化にかけるかが違う

長期投資で一番大事なのは待つこと、ルールを作っておくこと。

株価は影であり、株を追いかけてはいけない。楽観のときは実態よりも影が(株価)が大きくみえる。実態を調べることが大事で、決算の内容を確認することが大事。

長期投資で大事なことまとめ

  1. 暴落したときに売ってはいけない
  2. 一定のキャッシュを持っておく・・・暴落時に買い増しするため
  3. 長期投資といえども、加熱したときは一部を売却してもいい

短期投資で大事なことまとめ(見切ること)

自分のルールを作っておく・・・金額、損切りルール、ナンピン買いはしない 等

天底のサインを見落とさないためのポイント

→「今回だけは違うオジサン」が登場したとき。具体的には、オイルショック時「日経平均5千円は永遠の高値になる!」などの声が目立つケースなど。

バブルのピーク時「日経平均は来年5万円を超える!」

2000年ITバブル「今まで経験したことない相場が来る」

2009年リーマンショック「100年に一度の暴落」

ちなみに、1979年「株式の死」が歴史的大底だった。

投資をしない方がいい人の特徴

  • オススメ銘柄を聞く人
  • 投資本(雑誌)を熱心に読む人
  • お金に執着のある人
  • 「20年前に投資を始めていれば良かった」という人

株式投資に向いている人の特徴

  • あまのじゃくな人(人の逆のことをするのが好き)
  • 疑り深くひねくれている人(情報を鵜呑みにしない)
  • 性格が良くて素直な人は向いていない
  • 勉強したり分析したりするのが好きな人
  • 運の良い人

いずれにも該当しない人(普通の人が投資で成功するには?)

  • 自分の好きな会社を長期保有(好きな会社のサービスや商品には興味が持ちやすいから)
  • インデックス投資(グローバルに分散投資できる投資信託で積立)
  • 株価が半分になっても生活にも精神的にも支障の出ない範囲内でトレードを楽しむ
ETFくん
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今回の楽天証券セミナーでは、投資家メンタルに関する心理学的な話が聞けました。言われたらそこまで難しい話ではないかもしれませんが、心理的なメカニズムを把握しておくことは大切ですね。

投資に向いていない人の該当事項の中にもありますが、インフルエンサーのオススメ銘柄へ素直に投資して失敗した経験が多々あります。気をつけたいと思います笑

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