
VTIとVTどっちに投資すればいいの?
VYMとVTIの違いって何?
など、考えたことある方多いと思います。これまで私は、ETFを購入する際に、ブルームバーグのサイトを参考にしていました。
今回、「ETF Research Center」という超便利サイトを見つけてしまいました。そのサイトの使い方について解説していきたいと思います。
目次
ETFとは?マンガなどで初心者にも分かりやすいサイトも紹介
ETFとは、何でしょうか?
ETFとはExchange Traded Fund の略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
投資信託が上場されていて、普通の株のようにリアルタイムに取引ができます。配当も直接受け取ることができます。
初心者にも分かりやすいETFとは?のサイトをご紹介します。
★マンガでわかるETF「筋トレとETF投資【マンガETF①】」
★爽やか系の投資信託くんには弟がいた…その名もETFくん!(東証マネ部)
ETF比較サイトの使い方解説(例 VTIとVTの比較)
それではETF比較サイト「ETF Research Center」の解説です。
下の画像が、実際のサイトホームページです。
今回は、全米株式か全世界株式どっちがいいのか?という議論をよく目にするので、VTIとVTというETFを例に上げて解説します。
【簡単】使い方は比較したいETFのティッカーシンボルを入れるだけ

まずサイトの説明としてトップに下記の文章があります。
Fund Overlap
ファンドの重複(かぶってる銘柄)
See which holdings any two equity ETFs have in common, along with top differences in exposure.
2つのエクイティETFに共通する持ち株と、エクスポージャー(金融資産の金額や残高、その比率)の最大の違いを確認します。
次に、使い方ですが、Fund1 Fund2 に調べたいETFのティッカーシンボルを入力するだけです。
それでは、それぞれの項目について解説します。
VTIとVTの比較でみる各項目について
Number of overlapping holdings (かぶってる銘柄の数) 1766
% of VTI‘s 4127 holdings also in VT (VTの中に、VTIの4127個の持ち株がある割合) 47.8%
% of VT‘s 9256 holdings also in VTI (VTIの中に、VTの9256個の持ち株がある割合) 20.8%
【便利】株の組入比率と、セクター別の違いがひと目でわかります。

上の画像の解説です。(ここが本サイトの重要なポイントだと思います!)
Research( VTI ) のボタンを押すと、各ETFの詳細ページが開きます。便利!
Overlap by Weight ウェイトの重複(投資対象の組み入れ比率がどれだけ重複しているか) 57%
Sector Drift (VTI minus VT) セクタードリフト(セクターとは、業種やテーマ、材料など株式が持つ特性に着目して分類したグループです。)VTI – VT の値で、それぞれの保有株のセクター比率がわかります。
例えば、VTI minus VT の Tech(テクノロジー株)は、約6%弱となっています。これは、VTIがVTに比べてテクノロジー株をたくさん持っているという意味で理解できます。
各項目は下記の通りです。
- Tech 情報技術セクター
- Health ヘルスケアセクター
- Com Svcs 通信サービスセクター
- Discr 一般消費財(discretionary セクター)
- Real Estate 不動産セクター
- Util 公共事業セクター(utilities セクター)
- Energy エネルギーセクター
- Staples 生活必需品セクター
- Indust 資本財セクター(industrial セクター)
- Materials 素材セクター
- Finance 金融セクター(Financial)

VTIは、VTに比べて、情報技術セクターのウェイトが大きく、金融セクターが小さいということがわかりますね。
ETF組入比率トップ5(重複)も見れちゃう

こんな感じで、かぶってる銘柄の比率(Overlapping Holdings)もランキングでわかります。どちらもGAFAMT(グーグル以外)が上位を占めていて、中でもAPPLEの重複比率が一番高いことがわかります。
課金して有料会員になれば、すべてのリストが見れるみたいですね。
【具体的】個別銘柄がどれだけ多く入ってるのかがわかる。

こんな感じで、比較しているETFの個別銘柄配分比率も確認できます。
VTIは全米の株しか入っていないので、当然、アンダーウエイトしている銘柄は、マイナス表示です。
つまり、左の表は比較対象のETF「VT」に最も組入られていて、VTIには入っていないもの、とわかります。
VTには、日本のトヨタも入ってますね。

いかがでしたか?
とても便利なサイトですね。今後も、ETFを買うときは必ず利用してみようと思います。
コメント